理事長・副理事長所信

2016年度 理事長所信

                     
一般社団法人三次青年会議所 第64代 理事長 黒瀬 秀哉

スローガン 『 寒 桜 』
      ~我ら・寒風に咲く希望の花となれ~

(はじめに)
桜は、越冬から、心地よい春の訪れと共に、満開に咲く艶やかな花であります。
 寒桜は、真冬の極寒の中で、唯一咲き誇る花として、人々を魅了し愛され続けております。

 歴史は春夏秋冬、平安で穏やかな時代もあれば、優雅で文化薫る時代もあり、国難により大飢饉の時代もあれば、戦の絶えない動乱の時代もあるように、繰り返し、幾つもの時を超え、私達は、この時代に、この故郷で、何らかの使命を持って生まれてきました。
 昭和と平成の狭間で生まれた私達が歩んでいる道は、安全で安心が保証された上に、果てしない自己の要求も充たされる恵まれた環境で育ち、その流れは、快適性や利便性を求める上で更に進化しております。
 しかし、冬はやがて春となるように、時代は転換期を繰り返す中で、必ず冬は到来します。
 私達の未来を想像した時、近い将来、避けて通れない少子高齢化問題に直面します。この時、各地で限界集落化が加速し、我が国から多くの故郷が姿を消してしまう様な事が起きた時、私達の愛する故郷で、家族、仲間、職場の同僚、次世代の子供達と共に生活することが出来なくなるかもしれません。故に、私達を包み込んでくれている故郷を、私達の手で守り続けなればなりません。
 譬え、この中山間地域で少子高齢化社会を迎え、厳しい環境化に身を置かれても、我が故郷では、人々の笑顔が絶えず、地域を愛する人で満ち溢れ、郷土が明るく輝き続ける。まるで、寒風に咲く寒桜のように希望溢れる故郷の創造に向けて、私達青年が力を合わせて行動する時だと考えます。
 今こそ、我が愛する故郷のため、青年の英知と勇気と情熱を注ごうではありませんか。未来の勝鬨は、今であると確信して、皆様と共に挑戦していく決意であります。

(基本方針)
1.地域創生の実践
2.愛郷心の育成
3.新のリーダー育成と会員拡大の実践
4.同志との絆づくり

 1.地域創生の実践 ~未来創造者へ変革~
 
 ある説によると、少子高齢化社会で、65歳以上が50%以上を占め限界集落化する自治体は、2015年で51団体が2030年で140団体以上となる見通しが示されております。三次市においても、市の人口ビジョンの資料に基づくと、現状の出生率1.85の場合、2030年の人口は、約46,000名まで減少する統計が出されております。事実、合併から11年が経過した現在、既に7,000名減少しております。
 その様な中、全国の動向では、行政・集落・団体等が連携し、Iターン・Uターンを含め観光交流事業及び定住政策を実施する自治体や、少ない人口でも地域コミュニティーを大切にし、人々が支え合って生き生きと暮らせる地域づくりに協働して取り組まれる自治体も存在してきております。
 三次市は、平成27年3月に中国やまなみ街道が開通し、中国自動車道と交差する拠点地として大きな期待が寄せられております。
 私達はこの大きな岐路の中心に立ち、現実化を帯びる限界集落化を阻止し、次世代の子供達の為にも、希望に満ち溢れた未来を創造しなければなりません。その為には、私達自身が、行政に全て頼るのでなく、自らオピニオンリーダーとして、町づくりの中心を担い、行政・地域・団体と協働して、地域活性化に向けて取り組む必要があります。
 過去を変える事はできないけれども、未来を創造することはできます。故、今行動しなければならないと考えます。

2.愛郷心の育成 ~輝く故郷の創造に向けて~

 輝ける故郷とは、どの様な故郷を創造しますでしょうか。私達の故郷は魅力的ですが、同じような中山間地域は全国で数多く点在しており、過疎化問題の共通の課題を抱えております。それは、夜空一面に光る無数の星のように、故郷は其々が灯を未来に継承しようと奮闘しております。その中で、一際輝く一番星になるには、地域の独自性と存在感はもとより、故郷を自ら守ろうと行動する自主的且つ愛郷心溢れる人づくりが、輝ける故郷の創造に繋がると考えます。
 私達の故郷は、先人達が培ってきた愛郷心の基、自然界の摂理に従い人智と英知を注ぎながら、豊かな稲穂や情緒あふれる鵜飼等を始め、盆地の特性を活かした霧の海の創造や、豊富な果樹と山菜の栽培等、地域に多くの宝を作り、郷土を豊かなものにしてきました。
 今こそ、私達は先人達の志を継ぎ、輝ける故郷を創造し、次世代の子供達に灯を継承していく時であります。その為には、改めて自分達の郷土文化を学び愛郷心を深めることや、郷土の魅力を多くの方に体験して頂く機会を提供することが大切であります。
 まずは、私達が、未来の輝ける故郷の創造に向けて一歩を踏み出しましょう。

3.真のリーダー育成と会員拡大の実践 ~positive change~
 
 私達会員は、経営者・指導者として、自分達に与えられた大きな使命を果たさなければならない存在だと思います。故に、青年会議所の門を叩き、青年の内に、様々な挑戦・修練・経験を通じて、真のリーダーとして磨きをかけていかなければなりません。
 そして、青年会議所の活動をより意義深いものとするため、会員個々が、JC活動による社会貢献を含め、家庭・仕事・地域の活動等の全てに挑戦し、全て乗り越えていきましょう。真冬に咲く寒桜のように、試練の中で、自己開花が成されていくと信じております。
 私達の成長した姿を見て、青年会議所活動の理解が深まり、会員拡大に結び付き、LOMの発展、地域活性化に繋がることになると思います。
 
4.同志との絆づくり ~JC運動拡大の礎を~

 2016年度全国大会は、スポンサーJCの一般社団法人広島青年会議所が主幹されます。
 私達は、この歴史的な大舞台に、同志として広島JCを全面的にアシストすると同時に、広島ブロック協議会内の会員同士の交流と友情の環を拡大し、会員の人脈作りと全国の会員に対し、広島の絆とおもてなしを心から感じて頂ける様、LOMを挙げて活動して参りましょう。また、特別会員の皆様との交流の場を積極的に図り、三次の絆も深めて参ります。
 幕末の維新は、若き同志の絆により導かれました。私達も同志の絆を深め、JC運動を更に拡大して参りましょう。

(結びに)

 如何なる困難な時代も、青年の英知・勇気・情熱により未来が開拓されてきました。
 私達青年は、過去でなく未来を見つめ前進していかなければなりません。
 それは、人生であり、青年会議所であり、愛する故郷の希望に満ちた未来展望を成し得るために、自ら苦難に向かい、未来の自分達を開拓することだと考えます。真冬に咲く寒桜が人々を魅了するのは、凍てつく真冬に唯一花を咲かせる姿が、勇気と努力の結晶を示しているように感じるからこそだと思います。

 最後に、諸先輩方をはじめ、関係各位の皆様方には、変わらぬ倍旧のご指導・ご協力を賜りますよう、衷心よりお願い申し上げます。

2016年度副理事長所信

                     
地域創生部門 
副理事長 福原 一欽

現在、日本は急速な少子高齢化による人口減少問題に直面しており、さらには人口減少による経済力の低下は、日本経済全体を衰退させる深刻な問題となっております。地域社会においては、既に高齢化の進んだ地方での過疎化や若年層を中心とした人口流出の進行により地域を支える担い手が減少し地域コミュニティ機能の維持さえ難しい状況となっている中、我々の住む三次市においても、合併から11年間での人口は11.2%の減少,高齢化率は 28.8%から33.5%へ上昇しており、この課題解決に向けた実践こそが、地域を活性化し「地域創生」につながると考えます。

 本年度、地域創生部門では、少子高齢化・人口減少問題を未来社会に向けた取組みととらえ、課題解決に向けた調査・研究を行います。少子高齢化・人口減少問題に伴い、税収問題・年金問題がより深刻化する中、もはや国の財政状況も先行き不透明です。これまで通りの地方交付税や補助金に頼った地域でいいのでしょうか?今から必要なのは独立採算性という市政の進め方だと考えます。そのためには、補助金に頼らない公民連携で地域活性化を進め、三次の新しい観光資源や新しい魅力を今以上に情報発信し、独立採算を目指せる安定的な三次の基盤を築くことが重要です。そのためにも、我々青年会議所が柱となり、これからの地域の担い手となる若い世代が将来に希望を持ち、子どもを育てることに夢を持てる地域を目指し活動して参ります。

おわりに、会員諸兄並びに関係各位の皆様には絶大なるご支援とご協力を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。

2016年度 副理事長

                     
未来へ繋ぐ愛郷心育成部門
副理事長予定者 中西弘昌

現在、日本国内中の地域において、地方創生の旗印のもと政策が行われております。地方創生は第二次安倍内閣において主要な政策のひとつで、国内の各地域・地方が、それぞれの特徴を活かした自律的で継続的な社会を形づくることと定義付け、推進されている政策です。今後の推移に期待したいところですが当面は少子高齢化が進んでいくことはまぎれもない事実であり、それ故に、ほぼ全ての地方が生き残りをかけ競争をしている状態が今日であります。その競争の中でより輝く故郷を目指すために必要不可欠なのは、思いの強さや、一人一人の郷土に対する絆、またその同志の数であると考えます。

私たちが住む三次は古くから川を生活基盤の中枢に置き産業を発展させ、また川の情緒を活かした街づくりを進めてきました。更には昔から今日に至るまで交通の要所として広く知られております。先人たちは自然を故郷の宝とし農産物・果樹・山を育てていき豊かな地域を育み、恵まれた立地を故郷の誇りとし文化を育みました。自分達が住む地域をより良くしたい、住んでいない人達に対し誇りをもって地域を拡めていきたいという気持ちこそ愛郷心であり、今日まで拡大を続けながら発展を遂げた故郷三次を作り上げた原動力であると尊敬の念を持ち確信しております。我々は先人達が守り育ててきた志を受け継ぎ、今一度深く地域の宝を掘り下げ、一人一人の郷土に対する絆を深め、同志を増やす責務があると考えます。

当部門では、黒瀬理事長のスローガン寒桜を基に、少子高齢化の厳しい時代の中でも力強く郷土愛にあふれ笑顔が絶えない故郷の創造を目指して事業を展開し、我々自身はもとより、百年の計の念にて未来へ繋ぐ愛郷心育成を行ってまいります。
おわりに、関係諸兄ならびに関係各位の皆様に、ご支援とご協力を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。

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