2026年度 理事長所信

一般社団法人三次青年会議所 第74代 理事長 田淵 はるか
スローガン 『虹翔未来~未来のための架け橋~』
このたび、2026年度一般社団法人三次青年会議所の理事長を拝命いたしました。長きに わたり築かれてきた歴史と伝統の重みを前に、身の引き締まる思いと同時に、熱い決意を胸に抱いております。私たち三次青年会議所は、先輩諸兄姉が地域の未来を真剣に思い、汗を 流し、時に苦労を分かち合いながら築き上げてこられた結晶の上に存在しています。まちの 課題に正面から向き合った事業や地域行事を支え、子どもたちに夢を与える事業を展開し、地域を導いてこられた、そのひとつひとつの足跡が、今日の三次青年会議所の誇りであり財産です。
私自身、入会して以来、事業などを通じて先輩方の背中を数え切れないほど見てまいりました。事業の場面だけではありません。準備の中で見せる真剣な眼差し、仲間と意見を戦わせる情熱、最後に「やって良かったな」と笑顔を見せる瞬間。そのすべてが、私にとって学びで あり憧れでした。そこには「この地域を良くしたい」「次代へ繋げたい」という純粋な想いが溢れていました。そうした姿勢の積み重ねこそが、三次青年会議所を74年にわたり存続させ、地域に欠かすことのできない存在にしてきたのだと思います。私は、先輩方が灯し続けてくださった炎を絶やすことなく受け継ぎ、未来へ繋いでいかなければならないと強く感じています。
しかしながら、現状は決して楽観できるものではありません。2026年度の三次青年会議 所は、極めて少ない人数での船出となります。これまでのような規模の大きな活動を続けて いくことは、容易ではありません。こうした状況を前に、「三次青年会議所は無くなってしまう のではないか」という不安の声が先輩方からも寄せられています。その言葉を聞くたび、現役 会員として胸を突かれる思いをいたします。しかし同時に、その危機感は私たちの心に火を 灯します。「この灯を絶対に消してはならない」「ここで立ち止まってはいけない」という決意を 新たにさせてくれるのです。確かに人数は少なく、環境は厳しいかもしれません。全員が責任 を持ち、知恵を出し合い、行動を積み重ねていけば、必ず道は拓けます。今こそ、困難を力に 変える勇気が求められています。
「会員育成について」
青年会議所の最大の使命は「人づくり」だと私は考えております。与えられた役割に責任を持ち、仲間とともに活動を成し遂げる過程の中で、人は確実に成長していきます。特に三次青年会議所のように少人数であれば、一人ひとりに必ず役割が巡ってきます。しかしその環境 こそが、人を大きく育てるのです。
会議を進行する責任を担うことで、言葉の重みを学びます。事業を設計する役割を担うことで、全体を見渡す力を身につけます。限られた予算を管理する役割を担うことで、計画性と判断力を養います。そして仲間を巻き込み、協力を仰ぐ経験は、リーダーシップの真髄を体 得させてくれます。
もちろん、挑戦の過程では失敗もあります。思うように人が集まらなかった、計画通りに進まなかった、先輩や仲間に叱責を受けた。その一つひとつが、何よりの学びです。失敗を恐れて挑戦を避けるのではなく、失敗から学びを得て次に活かす。その経験の積み重ねが、人を 強くし、地域を牽引できるリーダーへと成長させます。
そして育成の先には、地域への還元があります。青年会議所で鍛えられた人財は、職場や地域社会においてもリーダーとして力を発揮します。JCでの経験を通じて育った人こそが、未来の三次を支える担い手となり、地域に光を灯す存在となるのです。まさに「人を育てることは未来を育てること」なのです。
「会員拡大について」
会員拡大は、単に人数を増やすための活動ではありません。それは「新しい風」を組織に吹き込み、「未来への可能性」を広げる営みです。仲間を迎えることによって、新たな価値観や 経験が私たちの議論や運動に加わり、より豊かで多角的な事業へと発展していきます。
例えば、異業種の方が加われば、新しい視点からの意見が生まれ、地域課題の解決方法 が広がります。若い世代の仲間が加われば、柔軟な発想や行動力が組織を活性化させます。 逆に経験豊富な方が入会されれば、その知見は組織に厚みを与え、後輩の成長を促すことに つながります。会員拡大とは、未来を繋ぐ多様性を手に入れることなのです。
また、私たち自身が拡大に対して本気であることが大切です。「ぜひ一緒に活動したい」と胸を張って声をかけられる自分であるか。私たちが楽しそうに、そして真剣に活動している姿こそが、最大の説得力となります。入会を勧める前に、まずは現役会員自身が青年会議所の 魅力を実感し、誇りを持って語れる組織であることが必要です。
拡大活動は一朝一夕に成果が出るものではありません。しかし、一人ひとりが「この仲間となら未来を築ける」と確信できる出会いを重ねていくことが、確実に組織を前進させます。私たちは、たとえ小さな一歩であっても、その積み重ねを大切にし、粘り強く拡大に挑んでまいります。
「地域の発展について」
私たちが活動する三次のまちには、自然や歴史、文化、人のつながりといった多くの魅力が 存在しています。しかし同時に、人口減少や地域経済の縮小、若者の流出など、解決すべき 課題も少なくありません。地域の発展を考えるとき、これらの魅力をさらに引き出し、課題を 乗り越えるための新たな取り組みが必要です。
青年会議所として大切にしたいのは、固定観念にとらわれず、多様な視点から地域の可能 性を見出すことです。伝統を守りながらも新しい価値を創造する。行政や企業、市民団体、そして地域の人々と連携しながら、未来を切り拓く挑戦を続けていく。そのような広い視野を持 つことで、各委員会が自由に事業を構想し、地域に必要とされる運動を展開できると考えます。私たちの小さな一歩の積み重ねが、やがて地域全体を動かす大きな力となり、次世代へ 誇れる三次を築いていきます。
「結びに」
三次青年会議所は、先輩方が永年守り抜いてこられた誇り高き団体です。数え切れない 努力と情熱の結晶が、今日の私たちを支えています。その炎を絶やさず、未来へと繋げること こそ、今を生きる私たち現役会員の使命です。
私たちは少ない人数かもしれません。しかし、その分、一人ひとりが何倍もの情熱を注ぐことができます。困難を前にして退くのではなく、挑み続ける。その姿勢が地域の心を動かし、 未来を切り拓く原動力となります。現役会員の皆さんには、どうかその想いを胸に、一つひとつの事業に全力で取り組んでいただきたいと願っています。
ただし、私たちの力だけでは成し得ないこともあります。だからこそ、先輩方が築いてこられた経験や知恵、そしてご縁をお借りしながら、共に歩む必要があります。「三次青年会議所 は無くなるのではないか」という不安を、「やはり必要な存在だ」という確信に変えるために。 2026年度、私たちは誇りと覚悟を胸に、熱い心で運動を展開してまいります。必ずや未来 へ繋ぐ道を切り拓いてみせます。
先輩諸兄姉、関係各位におかれましては、今後も変わらぬご指導ご鞭撻を賜りますようお 願い申し上げます。
2026年度 副理事長所信

副理事長 石井 麻視
その先の未来のために
1953年混沌とした戦後の時代背景のなか、志ある若者たちが立ち上がり三次青年会議所が発足しました。一番会員数の多い年には65名の会員が在籍していた三次青年会議所ですが、本年度は8名と三次青年会議所発足以来、最少人数での始まりとなります。しかし最少人数であっても私たちが青年会議所であることには変わりはありません。青年会議所の綱領にある「明るい豊かな社会を築き上げよう」の一文を実現するためには、リーダーの育成、そして地域への奉仕を続けていくことが必要です。
私の考えるリーダー像とは「魅力的な人物」であることです。人のことを思いやることができる、いつも楽しそうにしている、物事に真剣に取り組んでいる、人を巻き込む力があるなど、人によって「魅力的な人物」の考えは違うかも知れませんが、青年会議所の活動を通し、会員一人一人が様々な役割に挑戦し、失敗と成功を経験することで「魅力的な人物」になることができるよう、当部門でも例会や事業を構築してまいります。 また青年会議所として地域への奉仕は必要な活動であり、先輩方が地域のことを本気で 考え、その時代に地域にとって必要であることをされてこられたからこそ、現在も三次青年 会議所があり続け、必要とされ続けているのだと思います。青年会議所だからできること、 地域を明るくするために、今、私たちが行わなければならないことを真剣に考え、事業構築 を行います。
私自身、気がつけば三次青年会議所では年齢が最年長となり、本年度を含め青年会議所の会員として活動できるのは残り2年となりました。だからこそ、これから先も三次青年会議所が地域にとって必要な存在であり続けて欲しいとの思いが強くなってきております。本年度、当部門では田淵理事長が「虹翔未来~未来のための架け橋~」とスローガンに掲げられておりますように、これから先の未来の三次青年会議所、そして地域のために自分になにができるのかを考え、三次青年会議所が明るい豊かな社会を築き上げていけるような組織となれるよう、熊谷委員長とともに邁進してまいります。
結びに、三次青年会議所副理事長という大役を仰せつかり、大変身の引き締まる思いと共に、先輩の皆様そして理事長をはじめとする会員の皆様には感謝の念に堪えません。誠心誠意活動して参りますので、皆様には絶大なるご支援とご協力を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。どうぞ1年間、よろしくお願いいたします。
2026年度 室長所信

会員拡大室 室長 森下 行彦
「仲間づくりが、未来づくり」
本年度の三次青年会議所は、かつてない少人数での船出となりました。先輩方からは「このま までは存続が危ういのではないか」という不安の声も上がっております。しかし同時に、この状況は私たち現役会員に大きな自覚を与え、「自分たちの手で未来を切り拓くのだ」という強い決意を促しています。まさに、理事長所信に掲げられたスローガン「虹翔未来~未来のための架け橋~」を実現するために、会員拡大室の役割はこれまで以上に重要であると考えております。
青年会議所に入会する理由は、人それぞれに異なります。地域を盛り上げたい、自分を成長させたい、異業種の仲間と出会いたい、子どもたちに夢を与えたい、その一つひとつの動機が、この組織を彩り、築いてまいりました。私は、会員拡大とは「その一人ひとりの想いをつなぎ合わせ、仲間の輪を広げていくこと」であり、そしてその輪を未来へと架け渡す営みであると考えます。
2026年度、会員拡大室が大切にするのは「一人の物語に寄り添うこと」です。入会の動機に向き合い、その人が活躍できる場をつくる。最初の一歩を「やってみる」から始め、小さな役割を「やりきる」経験に変えていく。その積み重ねが「自分にもできる」という確かな自信となり、やがては組織全体への誇りと自覚につながっていきます。
また、会員拡大は新入会員を迎えるだけで終わるものではありません。むしろ本当の使命は、迎えた新入会員が安心して挑戦でき、確かな居場所を感じられる環境を整えることにあります。役割を通じた学び、先輩会員による伴走、仲間と分かち合う達成感。こうした経験が「ここにいて良かった」と思える実感を育て、長く続く絆を築いていきます。
新入会員が加わるたびに、私たちの組織は新しい色を帯びます。赤は情熱、青は成長、緑は調和、黄は希望、それぞれの想いが一つの色となり、やがて重なり合って大きな虹となります。その虹こそが、三次青年会議所の未来をカラフルに照らす光であり、次の世代への確かな架け橋と なるのです。
会員拡大室は、その虹を描く筆でありたいと考えます。本年度、私たちは「誇りを胸に、自覚を持ち、まずはやってみる」という前向きな姿勢を軸に活動を進めてまいります。「仲間づくりが、未来づくり」この言葉を胸に、一歩一歩の挑戦を積み重ねてまいります。
結びに、先輩諸兄姉をはじめ関係各位におかれましては、変わらぬご指導ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げ、会員拡大室長としての所信といたします。
【事業計画】・交流会の開催
2026年度 委員長事業計画

ひと・まち創造部門 委員長 熊谷 龍臣
ひとを育て、まちをつくる
本年、三次青年会議所は会員8名での出発となります。これは過去最少の船出ですが、少数であるからこそ一人ひとりの責任と役割が大きくなり、互いに支え合いながら挑戦する機会を 得られると考えます。会員が主体的に活動し、互いに高め合うことで、多くの人を巻き込み、地域に貢献できる運動を展開してまいります。
当委員会では人材育成とまちづくりを担います。この二つは青年会議所運動において、まさに両輪の関係にあります。会員が研鑽を重ねて「魅力的な人物」に成長することは、青年会議 所だけでなく、地域や職場においてもリーダーとして活躍することにつながります。また、私たちがこのふるさとのためにできること、必要なことを見いだし、地域の現状や魅力に目を向け、新たな気づきと行動を生み出すまちづくり事業を進めてまいります。地域の声に丁寧に耳を傾け、一つひとつの事業に心を込めて取り組み、未来へつながる運動を築いてまいります。
人材育成の事業では、会員一人ひとりが自らの可能性を広げ、仲間と共に成長できる環境 づくりに取り組みます。会員一人ひとりが青年会議所運動の意義を理解し、自ら考え行動する力を養うための学びと成長の場を設けます。理念を学び、実践へとつなげる機会を通じて、主体的にまちや仲間と向き合える人材の育成を目指します。さらに、日々の例会や活動の中で、自らの考えを言葉にして伝える機会を設け、発信力や表現力を磨く取組にも努めます。
まちづくりの事業では、地域の人々が自らのまちに関心を持ち、未来を共に考えるきっかけを生み出す例会を開催します。こどもたちが地域に関心を持ち、まちの魅力や課題に触れる機会を創出するとともに、地域の方々と連携しながら、まちの未来につながる取り組みを行うまちづくり例会を実施します。地域の特性を活かしながら、より良い地域づくりの一助となる事業を構築してまいります。
結びに、入会7年目を迎え、3度目の委員長という重責を仰せつかりました。これまで支えてくださった先輩や仲間に感謝を申し上げるとともに、これまでの経験を力に変え、仲間とともに挑戦し、成長を次の世代へとつなぐ一年にしてまいります。皆様のご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。
【事業計画】
・JCプログラム
・人材育成事業
・こども達とつくる例会
・地域とつくる例会
・3分間スピーチ
